Nikon D3200 Nikkor 18-55mm(18mm) Kienko Closeup lens No.3 ISO=100 f:9 1/320sec 3/May
書斎の前庭に自生していました。草(木)の蔓がここにあることは今年の春先に見付けていましたので、咲くのを楽しみにしていました。それが見事に咲きました。10輪以上あります。この状態で花の直径はおおよそ10センチ、草丈は2メートル近くあります。似た花として知られるテッセン(Clematis florida)とは花びら(実は萼)が8枚(テッセンは6枚)あることから区別できます。大宇陀町の花、カザグルマ(Clematis patens C.Morren et Decne)は準絶滅危惧種の天然記念物という貴重品で、宇陀市大宇陀ではアニマルパークと大宇陀高校校庭(下の写真)、そしてまちづくりセンターの三カ所にしかないとされています(天然記念物指定はアニマルパークだけ)。わが庭のこの花は姿形が完璧にカザグルマの条件を満たしています。「クレマチスだろう」って・・・。いいえ、私にとってこれは紛れもなく愛すべきカザグルマです。大宇陀四番目の自生地? 何ら問題はありません。因みに、白い花のカザグルマを特にシロバナカザグルマ(Clematis patens C.Morren et Decne. f. leucantha Okuyama)と呼ぶこともあるようです。
大宇陀高校校庭(南側道路沿いフェンス)のカザグルマ
Nikon D3200 Nikkor 18-55mm (55mm) ISO=100 f:8 1/200sec. 5/May